【英語の勉強】幼児~小6までの黄金学習ルート、知りたくない?
2025年07月15日 16:10
「今日はお仕事お休みですか?」
「あ、夕方からなんです」
「夕方?」
「英語の教室をやってまして…」
「そっか~、最近は小学校でも英語があるし、やってる子多いですよね!
やっぱり早く始めた方がいいのかな~?お子さんたちはおうちでも英語を?」
…プライベートでは幼児2人の母の原です。
初めまして~、の時はともかく
二度目まして~、三度目まして~、くらいで誰かと少し打ち解けると、こんな感じの話の流れになることが時々あります。
で、だいたい私の答えはコレ↓
「ねー、やっぱり早い方がいろいろスムーズですよね。
でも私もなかなか家ではできなくて…(アハハ)」
……なんやなんやその気合の入らん答えはア!
せっかく聞いてもらえたのにもっとちゃんと答えんかい!(←もう一人の私)
いや、だってさ~
この質問、本気で答えたら3時間くらいかかっちゃうじゃん!
ちょっとした挨拶程度の質問だったかもしれないのに
突然そんな熱量で答えたら引かれちゃうよお……
とソワソワすること数年(←長い)
せっかくブログがあるのでもうここに全て書き記しておこうと思います。
もしほんとーーーーに興味があればこれ読んでください!ということで……(笑)
いいですか、長いですよ?
「英語、早めにやった方が良いですか?何をしたらいいですか?」という質問に対する回答です。
答え:早い方がスムーズです。まずは、ざっくりでいいので方向性を定めましょう。
方向性その1「完全なバイリンガルになりたい!」
この場合は、生まれた瞬間からバイリンガル育児が始まります。親の語りかけや生活環境を英語にする、動画視聴などの娯楽は英語だけ……など、かなり親のコミットが必要になります。幼稚園や進学もインターナショナルスクールを選ぶ家庭が多いのでは?大学や就職も海外だったり。日本で役に立つから…というよりは、「海外進出あり」を前提として進める感じです。
ということで、インターや海外進学、という選択肢が多い地域では「完全バイリンガル目標」のご家庭もあると思いますが、尾道だとそうした進学先や教室も少なく、なかなか難しいのでは……というのが私の印象です。
幼児の間は家庭での生活がメインなので英語環境を維持できても、小学校に上がり、家の外で友達と過ごす時間が増えてきたり、子どもの熱中するものが日本語ベースになると、かなり英語を忘れてしまうみたいです。
とはいえ、これはバイリンガル育児は専門外の私の意見です。もし完全バイリンガルを本気で目指したい場合は、まずはその分野の専門家(先生)の力を借りましょう!
方向性その2「日本語メインで生活しているが、英語も得意になりたい!」
私の専門はこちらです!ピアノや習字と同じように英語も習って、海外旅行とか観光客の道案内で困らないくらい話せたらいいなあ~、ついでに学校の成績も良かったらさらに嬉しいなあ~、くらいのノリです。ゆるいですかね?
ものすごーーーく多くの教材がこうした家庭を対象に作られているので「結局何をしたらいいの!?」となりますよね……以下にロードマップを記しておきます。やる順番&導入時期を明確にして進めていくと道に迷いません。
幼児~就学前
① 英語にプラスのイメージを持つ
英語の歌をたくさん聞いて、英語の音とリズムに慣れましょう。いっしょに歌ったり、音楽に合わせて体を動かして遊んだりできるとなお良し!
この段階では「お勉強スタイル」では英語を入れません。おうちの人と、お友達と楽しく歌って動いてください。英語を見たり聞いたりしたときに「知ってる、聞いたことある、できるかも!」というプラスのイメージを持ってもらうことが一番の目的です。
あとは、親のほうも英語に対して興味を持ってやってみるといいと思います。英語学習に対する親のマインドを整える感じです。(すると子どもも何となくついてきたり……)「学生時代から英語は苦手で~」というママも、これは幼児の英語だ!幼児にできるなら私にもできる!と開き直っちゃえば、ちょっと勇気が出ませんか?
②真似っこのプロになる
親子ともに、「英語はまず、お手本を真似る」という意識づけをすると良いです。「学ぶ」という動詞は「まねぶ(真似をする)」という言葉から派生してできた、という説があります。何事も「真似る→できる→考える」の繰り返しでレベルアップしていきます。そう、全ては真似から始まるのです……!
特に子どもは真似っこの天才。本物の英語をたくさん聞いて真似しましょう。大人だと、なまじ文字が分かるし、知識もあるので、頭の中で日本語を挟んでカタカナ英語に変換してしまいがちですが、子どもにはそんなの関係ありません。下手に考えるより真似る方が早い!でどんどん吸収していきます。
保護者の方から「親の私の発音が悪いから、それを聞かせるのはちょっと……」という声もよくあがるのですが、これもいっそ1歳児くらいに戻ったつもりで(笑)お手本を聞きながら「聞こえたものそのまんま真似してみる」という練習をして慣れてみましょう。けっこう楽しいですよ!私は学生時代、英語以外でもやってみたりしてました。中国語とか。
こんな感じで、私、英語(というか言語全般)オタクなので、楽しみ方を知りたければ聞いてください……何時間でもしゃべりますから……笑
小学校1~3年生
フォニックスの導入
フォニックスとは「英語の音と文字をつなげる、読み書き指導法」です。なので、「英語の音に慣れている」「鉛筆を持って文字を書ける」という2点が揃ってから始める必要があります。早ければいい、ってものでもないんですね~。
日本の子どもが小1でひらがなを習うように、英語圏の子どもも年長さん~小1くらいでフォニックスをやるので、多くの教材が、そのくらいの年齢の子どもが楽しんで学べるように作られています。この段階で音声・文字・意味がつながり、「sit…シット…すわる、って意味だ!」のように「英語を見て、読んで、意味が分かる」ということができるようになります
小学校3~6年生
やることはいっぱいあるのですが、柱は3本!
①フォニックスの復習(1回やっただけだと忘れます)
②音読の習慣づけ(国語の本読みのついでにやりましょう)
③文型のインプット
③はちょっと補足しますね。中学校や高校のとき、SVOCってやりませんでしたか?Sは主語、Vは動詞……みたいなやつです。英語の語順を5つのパターンに分けた型が文型です。「難しい!めんどくさい!」というイメージかもしれませんが、「英語は語順が全て」なので、文型をマスターすると、ほぼどんな英語も読み解けるようになります。極端ですが、東大の入試問題くらい難解そうな英文でも理解できるようになっちゃいます(←ちょっと盛ったかも)。
そして、文型ってそんなに有能なのに、なんと5つのパターンしかないんです!もうこれは、英語に抵抗のない小学生のうちにやるしかない!……ということで、教室では「BBカード」というカードゲームを使って何度も定型文をリピートしながら、文型の感覚を体に染みこませます。私たちが学校で習ったような説明は一切しませんが、みんな感覚で理解していきます。理屈抜きで定型文&文型がインプットされている子は、中学校や高校で英語が勉強になったときも、「なんかこの文は違う気がする」とか「これは合ってるっぽい」という、英語のセンスのようなものが身についています。
市販教材なのでおうちでもできますが、これはぜひ教室で仲間とワイワイやってみてほしいです。友達どうしでカードゲームを楽しめる、というのが小3~6という年齢なのかなあ、と感じます。ということで、③については興味があれば教室へ!
そして5,6年生くらいになると、そろそろ英検や中学準備も気になってきますよね。仮に幼児からスタートしていて、ここまでの内容がしっかりできていれば、6年生の1年間で中学レベルの文法は一気に押さえられます。英検も小学校卒業までに4級まではいけるはず。英語が好きでお勉強スタイルも苦じゃないよ~という子は3級(中学卒業程度)も狙えると思います。教室の生徒たちは概ねそのレベルに到達しています。ただ、みんな小3~小4くらいからスタートしているので、仮に幼児からずっと続けていたら、さらに上のレベルになっていたのでは……と個人的に思っています。
以上!幼児~小6までのロードマップを示してみました。こんな話をすると、「もううちの子は〇年生なんですけど、手遅れですか……?」なんて声を聞くこともありますが、ぜんっぜん大丈夫です!何ならこの段階をすっ飛ばして中学から始めても英語好き&得意になる子もいっぱいいます。(私自身はそのタイプでした)
とはいえ、英語教育の開始がどんどん早まっているのも事実。なので、「この時までにやらないと手遅れ」なんてことはないけれど、始めるのが早ければ早いほど「楽しみながら」英語を学べるというボーナスがついてくる、と考えるのはどうでしょうか。ボーナスって、絶対に必要なわけじゃないけれど、ないよりもあったほうが断然嬉しいじゃないですか。
特に幼児のうちって「ママと一緒に英語ができる」というハイパーボーナスステージみたいな期間だと感じているので、何か特定のことができるようになるというよりは、「親子で英語で楽しんだ思い出を作る」ことに意味があるのかなあ、と個人的には思っています。英語というものに前向きなイメージを持って継続していけば、スキルはちゃんと後からついてきます。
あ、最後に「原さんもおうちでは英語を…?」への回答ですが。
答え「できてないです。が、存在は超アピールしています」
長男が生まれたときは、子どもに英語教育をやってみよう!と考えていましたが、第一子&日々の何やかんやで精一杯で、とてもそんな余裕はありませんでした……何なら今でもそうです(笑)
でも「お母さんは英語をしていて、どうやらそれは楽しいことのようだ」というアピールだけ地味に続けています。
種はいろいろとまいておくので、時期がきたら芽が出ればラッキーかな、くらい。
さてさて、長くなってしまいました。長すぎです。
突然こんな4000字越えの返答が返ってきたらびっくりですよ!ブログにして良かった~♡
ここまでお付き合いいただいたり…しました?笑 ありがとうございました!