【思い出】脳内会議は腹が減る
2024年05月17日 07:37
その昔、私も中学生や高校生だったわけで。
要領は良くないものの、真面目ではあったので、定期試験前は勉強していました。
自分にとって良かったものが人にも同じように当てはまるとは限らないので、同じことをやるように
授業で言うことはありませんが、当時やってた試験勉強を思い出したので書いておきます。
誰かの役に立つかしら?
① ノート作り(インプット)
理科や社会、副教科で暗記が必要なものは全てノートを作っていました。
試験の2週間前から始めて、1週間前にはできてたかな?ほぼ漏れはありませんでした。
これは1週間前には仕上がっていることが前提です。暗記に使えないと本末転倒なので。
教科書や配布物のプリントや、塾テキストや進研ゼミから暗記事項だけ抜き出してルーズリーフにまとめていました。
暗記する用語はオレンジ色のペンで書いたり、マーカーで塗って、赤シートをかぶせれば消えるようにして
空いた時間に覚えていました。毎日風呂にも持ち込んでいた気がする。(だから風呂が長いとよく怒られていた……)
自分で言うのもアレですが、このノートはまあまあ出来が良かったと自負しています。
「散らかった情報をまとめる」ことで、何が大切なのか分かるようになったんだと思います。
テキスト同士を比較して同じ個所を見つけながら手を動かしたのも良かったのかなあ。
② 問題演習(アウトプット)
ひたすら問題を解きます。解けなかったor間違えたものは「なぜ解けなかったのか」を考えて自分に説明していました。
そもそも、昔から脳内会議をする癖がありまして……
もし何か間違えたら
「これは何がおかしいのか?」
「解答には〇〇を××すると~になる。しかし、自分は〇〇を△△すると書いている」
「あれ、△△はいつ使う用語だっけ」
「これは教科書のこの辺に書いてあった気がする、見てみよう……」
「あ、ほんとだ!あった!……でも、それならこういう場合はどうなる?」
という対話を「自分が納得できるまで」延々とやるんです。自己との対話。
私は友達と勉強する習慣がなかったので、いつも1人で頭の中で喋っていました。
たぶん声にはなってなかったと思うけど、もしかしたら口から出てたかもしらん……
こうしてみると「人は言語で思考する」って真実だなあと実感します。
これで教科書や解説を見て納得できない問題がなかったので、私の読解力は年相応だったんでしょう。
③ 抜け漏れなくし(仕上げ)
①と②をぐるぐる繰り返せば何とかなってましたが、当時は②の問題演習量が不足するのが悩みでした。
なんかちょうどいいいテキストが売っていなかったんですよね……
今ならオンラインでいくらでも手に入るのかしら。
仕方がないので、どうしても引っかかる問題はノートに書き写して、オレンジペンで解答を消せるようにして何度もやりました。
それから「絶対に覚えないといけないが覚えられない」ものを書き出して机の前に貼る!
この2つは何でもかんでもやってたらキリがないので、「これだけは!」というものを厳選してやっていました。
今思えば「取捨選択」の練習になっていたようです。
以上、試験勉強の思い出でした。
こうして振り返ってみると、勉強のカギは②の「脳内会議」にあると感じます。
ものすご~~~く集中力が要る過程だったのですが、その分「自力で解に至る力」がつきました。
高校受験~高校生時代、勉強中は座っているのにお腹がすいて常に何か食べていましたが、
ここにかなりエネルギーを使っていたんだろうと思います。
自分で考えて答えを導くこと、って今後の社会に必要な力……といって
子どもが関わるあらゆる場所(学校や塾や習い事)でアピールされている印象がありますが、
普通の公立校の試験勉強でも鍛えられるんですよ!超おとく!
じゃあ脳内会議できる力はどこで身に着けるんだ、と言われるとちょっと悩みます。
(一体どこだろう?そもそも教えられるスキルではない気がする……)
よくよく振り返ってみると、私の脳内会議癖は「学童期~青年期の読書体験」に端を発していると気づきました。
長くなった&別の話になるので、続きはまた次回!