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最初は幼児~高3まで書こうと思っていたのですが、一気に書くと長くなりすぎるので、いったん小6で区切ることにします。教室ではおおまかに学習ステージを区切っているのですが、それが
① 幼児期~小3(ローマ字学習前、低学年)
② 小3~小5、6(ローマ字学習後、高学年)
③ 小6~中2、3
④ 中3~高3
だからです。学年がかぶっているところがありますが、そこは学習歴や本人のモチベーションや通っている学校(中高一貫校だったり)によって多少前後するからです。教室でも2学年差くらいまでは普通に一緒のクラスで勉強しています。
小学校3~6年生(ローマ字学習後)
①フォニックスの復習&同音異綴り
基本的なフォニックスを復習しながら、同音異綴りもインプットしていきましょう。同音異綴りとは、発音が同じなのに書き方が異なるつづりのルールです。例えば、eaとee。どちらも「イィ」と発音しますが、sea(海)とsee(見る)のように、単語によって使い分けます。
中学や高校になって、テストの前に鬼のように読みまくり、書きまくって覚えれば何とかなるっちゃなりますが(←塾で推奨されるのはだいたいこれ)、それはやっぱり面白くないので、小学生のうちに整理して覚えておけば後が楽です。
ちなみに私はそれなりに英語を勉強したのですが、大学で教職の授業を履修するまで「フォニックス」も「同音異綴り」も、言葉の存在さえ知りませんでした。知ったときにはその便利さと合理性に驚くと同時に、受験ってけっこう気合と根性で何とかなるんだなー、と思いましたね……(そこじゃない)。
②サイトワードの練習
あとは、サイトワードも暗記しておきましょう。サイトワードとは、使用頻度が非常に高いので暗記が推奨される単語のことです。「結局は暗記かーい!」と突っ込みたくなりますが、フォニックスって便利ではあるけれど万能ではないので、ルールを当てはめるだけでは読めない&書けない単語がけっこうあるのです。
しかも、サイトワードは頻繁に使われる基本的な単語(I とかyouとかoneとか)ばかりです。中学の最初の定期試験で書かされる単語もほぼサイトワードなので、ここは算数の九九みたいなもんだと割り切って覚えちゃいましょう。
③音読の習慣づけ
幼児期の英語のお約束、覚えていますか?「まねっこのプロになる」です。大きくなっても基本は同じです。お手本を聞いて真似をするという行為を、息をするようにやってください。
親「今日は英語やったの~?」
子「わかってる!今からやる~!(音源ポチッ)」英語リピート……
これが理想の姿です!!
小学校になると国語の本読み(音読)の宿題がありますよね。その後に英語の音読もやる、と日々のルーティンに組み込んでしまいましょう。最近の教材にはお手本の音声がついているので、おうちの人は「親の発音が悪いから……」なんて気にしなくてOKです。ただ「国語の本読みの後に英語の本読みもやること」が家庭学習の中に組み込まれているかチェックするだけです。
教室では、毎週の授業で絵本の音読を宿題にしています。学習者向けの本なので、もちろん音源が付属しています。1週間に2冊ずつ読んできてもらって、授業時に音読チェックをします。1日10分くらいのことですが、休まず継続している生徒は本当に英語を読むのが上手になりました。発音もなめらかで伝わりやすい。英語を和訳して意味を考えるのではなく、音声を聞いて全体から理解することもできるようになっています。
やっぱり「ちりも積もれば山となる」なんですよね~
④文型のインプット
中学校や高校のとき、SVOCってやりませんでしたか?Sは主語、Vは動詞……みたいなやつです。英語の語順を5つのパターンに分けた型が文型です。
「難しい!めんどくさい!」というイメージかもしれませんが、「英語は語順が全て」なので、文型をマスターすると、ほぼどんな英語も読み解けるようになります。極端ですが、東大の入試問題くらい難解そうな英文でも理解できるようになっちゃいます(←ちょっと盛ったかも、でも受験英語の世界では、そのくらい便利!)
そして、文型ってそんなに有能なのに、なんと5つのパターンしかないんです!もうこれは、英語に抵抗のない小学生のうちにやるしかない!……ということで、教室では「BBカード」というカードゲームを使って何度も定型文をリピートしながら、文型の感覚を体に染みこませます。
私たちが学校で習ったような説明は一切しませんが、みんな感覚で理解していきます。理屈抜きで定型文&文型がインプットされている子は、中学校や高校で英語が勉強になったときも、「なんかこの文は違う気がする」とか「これは合ってるっぽい」という、英語のセンスのようなものが身についています。
BBカードは市販教材なのでおうちでもできますが、これはぜひ教室でクラスメイトと一緒にワイワイやってみてほしいです。友達とカードゲームをする、ってやっぱり楽しいので!友達どうしで少し複雑なルールのカードゲームが楽しめる、というのが小3~6という年齢なのかなあ、と感じます。ということで、③については興味があれば教室へ!
英検はどうすれば?
都会の英語教育熱が高いエリアでは「小5~までに準2~2級を目標に!」みたいな言葉を目にすることもあるかもしれませんが、尾道は地方都市、小学校受験や中学受験がそれほど盛んな地域ではないので、状況はもっとゆったりしています。
とはいえ、5,6年生くらいになると、英検や中学準備も気になってきますよね。やっぱりこの辺りの学年で「英検も受けておいた方がいいですか?」というお問い合わせを多くいただきます。
仮に幼児~低学年からスタートしていて、ここまでの内容がしっかりできていれば、6年生の1年間で中学レベルの文法は一気に押さえられます。英検も小学校卒業までに4級まではいけるはず。
英語が好きでお勉強スタイルも苦じゃないよ~という子は3級(中学卒業程度)も狙えると思います。教室の生徒たちも、学習歴に応じて概ねそのレベルに到達しています。今のところ、小3~小4くらいから英語をスタートしている生徒が多いので、仮に幼児からずっと続けていたら、さらに上のレベルになっていたのでは……とも思います。
まとめ
さて、幼児~小6までの黄金ルートを見てきましたが、いかがだったでしょうか?ここまではまだ保護者が管理できるところも多いので、
・幼児期は親子で楽しみながら
・低学年で学習の習慣化を手助けし
・高学年からは自走できる仕組みを作る
ことを意識しながらやると、衝突も少なく進むのではと思います。とはいえ、この「習慣化」「自走」あたりがめちゃくちゃ難しいんですよね……仕組みとか環境が大事と言われても、結局口が先に出ちゃうってあると思います。ええ、私のことですよ……
でも、講師&母になって「やれ!と言われてやる子はいない」と良い意味での割り切りができるようになり、「子どもが何かをやるためには、周りの大人はどう行動すれば良いか」を真剣に考えて動くようになりました。ちょっとずつノウハウも溜まってきたので、また少しずつシェアしようと思います。
あ、ノウハウとか偉そうに書きましたが、その実態は試行錯誤の軌跡です(笑)教えることに関しては「とりあえずやってみる、やってだめなら引っ込める」がモットーで試行回数だけは多めなので、「何をすればいいか分からないから、英語教室ではどういう取り組みをしているのか見てみたい」という方はぜひまた見てやってください。何かヒントになれば幸いです。
See you soon! それではまた!


